高校のダンス部の活動。そのメインのひとつが大会に出場することであると思う。

そして大会で踊る作品であるが、学校ごとに似たものになりがちとなる。練習方法もほぼ固まるし、指導者のダンスもひとつの方向性をもつので自然の成り行きとして似たものとなる。

強豪校と言われる学校でほぼ毎年同じような作品で出場する学校もある。衣装も曲も振りもかなりよく似ている。去年と今年と5年前とおそらく来年も似たものになるのかなと思う。同じやんかと思ってしまうのでやはり少し残念な気がする。

一条は基本、生徒たちが自由に闊達に練習している。指導者の一定した方向性もとくに持たない。われらはできればその学年でその代でその子らでその時の寄り集まった力で毎年違う感じの作品を作り上げたいと考えている。

その方が面白いしそれが独創性というものであるしそれこそがストリートであると

それがダンスであると頑なに信じている。

生徒諸君、ボロボロになりながらでも君たちにしかできないダンスを作り上げよう。

どこにも負けない一条の、

俺たちだけのダンスを。